プログラマーはエンジニアと連携して仕事をすることで、システム開発を行うことができる。基本的にはエンジニアが頭脳として働いてシステムの全体像や細かな仕様を作り上げ、それを具現化するためにプログラミングを担うのがプログラマーである。
システムを実現するためにはプログラマーの苦労も多いが、どのような同僚に恵まれているかによっても大変さが異なる。エンジニアからプログラマーに指示が出るときには仕様書や設計書といった書面が交付されるのが基本だが、その読みやすさやわかりやすさによってプログラミングが簡単に行えるかどうかが違う。
プログラミング経験が豊富なエンジニアほど、プログラマーの立場を考えて書いてくれるだろう。あまり経験がないエンジニアが書くと、どのように解釈すべきかで悩んでしまうことも多い。一方、複数のプログラマーで協力して開発することもあるが、同じチームのプログラマーが書いたコードの解読に苦労することも珍しくはない。自分にとってはわかりやすいコーディングをしているものの、他の人にとっては解釈し難いこともよくあるのである。
このような形で理解が不十分なまま仕事を進めようとすると捗らず、期待とは異なる形でシステムが完成に向かってしまう可能性もあるだろう。プログラマーは周囲との相互理解を常に意識することが重要である。
普段から頻繁にコミュニケーションを取り、互いに何を考えているかがわかってくるとこのような苦労は減らせる。